篆刻(てんこく)とは・・・
篆刻(てんこく)は中国が起源の印づくりのことで、主に篆書という書体を石に彫ります。
書画などの作品に押す印を自ら作ることで他にはないオリジナリティーを表現できる芸術です。
また、日本を含む東洋社会では印を日常的に使用する機会が多く、身近な文化ともいえます。
中学校や高校の美術ではそのような背景を学びながら、創作を楽しめ、生徒が夢中になって取り組める人気の高い教材です。
作り方
柔らかい石である高麗石を使うと、それほど力を入れずに彫ることができます。
てん刻刀や紙やすりなどでも簡単に削れて、磨いていくとピカピカな石の質感が出ます。
① 印面の作り方
印は下書きを施した後にてん刻刀で彫りすすめます。
・朱文(陽刻)は文字を残しそれ以外を彫ります。実用印のほとんどが朱文です。
・白文(陰刻)は文字部分を彫ります。押した時に朱の面が大きいので目立ちます。
印面は繊細な彫刻を施しますので彫り方のコツを動画でご覧になってください。
動画①
https://www.youtube.com/watch?v=t984C3JsmVI
※使用するもの
・シャープ、鉛筆(2B) ・ポスカ(橙) ・プラバイス ・紙やすり(#240、#400)
・てん刻刀(平、印刀、サラエ) ・印泥 ・てん刻バレン
② 持ち手の作り方
持ち手部分は自由ですが、美術的な表現の一つとして抽象彫刻(ものや言葉の印象から着想を得て、自分なりにポイントを絞って形に表現する)をご提案します。
印面以外の5面を展開図にデザイン。どこを削るか確認し、ひたすら削って磨きましょう。
削り部分が多いので大変ですが、短時間でできるコツを動画でご覧になってください。
動画②
https://www.youtube.com/watch?v=Pd4l2QjO1M8
※使用するもの
・鬼目ヤスリ4本(半丸大、半丸小、丸、スクイ) ・軍手 ・プラバイス ・てん刻刀
・紙やすり(#80、#240) ・耐水ペーパー#1000 ・研磨剤(ピカール液体)
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高麗石1、印材袋(ベルベット)1、紙ヤスリ、耐水ペーパー、
トレーシングペーパー、カーボン紙、ピカピカフェルト、
篆刻書体見本1300字、説明書
和紙や布を貼って自分だけの印材ケースのできあがり。
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高麗石、てん刻刀両刀、白貼り箱、紙ヤスリ、
トレーシングペーパー、カーボン紙、
篆刻書体見本1300字、説明書
白箱の張り方(ボックスセットに付属)
動画③
https://www.youtube.com/watch?v=Qmt7v7sLwj8
展開図は下記のPDFをダウンロードしてください。
画像5(PDF)
●その他商品は当社カタログをご覧ください。